人物考察:リョウマの妻 マツリ

 2003/09/01 

シュラト 人物考察

だんな様は18歳(?)

  • 声:折笠愛
龍王リョウマのお嫁さん。
リョウマが結婚式を挙げるというのは、急遽延長されたアニメ版の
ラスト3話(第36~38話)のエピソードにインパクトを、
というスタッフの計らいだったとか。
DVD-BOX【2】の解説書、あかほりさんのエッセイより)
別にそんなことを盛り込む必要はなかったかも、とは思うのですが、
女性キャラが増えるのは個人的に大歓迎です。
放映時の、話数がカットされたり延長されたりという
数々のハプニングの果てに登場したわけなのだから、
素晴らしい強運の持ち主なのかも知れません。
実は、私にとって彼女は少し影の薄い存在だったのですが、
こういった経緯を知ってからはそうでもなくなってきました。
出番も台詞もわずかだけれど、ひそかに応援しちゃいます。

「リョウマが結婚」というのは唐突で確かにインパクトがありましたが、
アニメ版放映当時は、第4話のあるシーンを思い出して
「もしかして伏線だったのかなぁ」とうなったものです。
ラクシュがシュラトのために喜々として世話を焼く姿を見て、
「いい子だな。大事にしろよ、シュラト」
とリョウマがシュラトに声を掛けるところなのですが、
同じように考えた方はいらっしゃいませんか?
いやー、だって、この時のリョウマ、すごく優しい声なんですよ。
(今さらですが、山寺さんのお声ってほんとうに素敵)
レイガみたいにからかいのニュアンスを込めているのではないし(たぶん)、
「ヴィシュヌ様をお救いする」ってことだけで頭がいっぱいで、
そういうことに鈍感なヒュウガとも違うし……。
こんな台詞が出てくるってことは、
リョウマにも大事な女の子がいるのかなぁ、いたのかなぁ、
とぼんやり考えていたのです。
そんな思い込みも手伝って、私にとってのマツリさんは
「リョウマとは幼なじみで、
 彼が神将候補生として天空殿に上る前に将来を約束していた許嫁(いいなずけ)」
です。
あ、すでに許嫁ではなく妻ですが。
しっかし、リョウマが候補生になったのって8歳なんだよなぁ。
このマイ設定、許されますか?
彼女について、何か詳細な公式設定が発表されていましたっけ?
(→追記あり)
でも、最終話の、
新婚夫婦宅に八部衆(うち代表3名)がお邪魔しているシーンでは、
リョウマとマツリさんに新婚さんらしい雰囲気はなかったんだもん。
もうすっかり、長年連れ添った2人の落ち着いた家庭、って感じで。
はっきりいって、ヒュウガ&レンゲの方がよっぽど
新婚さんぽくて初々しくて……ごにょごにょ……。
からかわれて動揺しまくるこの堅物コンビ(←カップル未満)、可愛かったなぁ。
あ、でもこのシーンでのいちばんのお気に入りはダンですね。
「……オレ、邪魔だったら外で遊んでこようか?」って、もう、可愛すぎ!
おっと、いつの間にやら話がずれてしまいましたが、
マツリさん、リョウマと末永くお幸せに。
……やっぱり、八部衆の誰かのところへ嫁に行くとしたら、リョウマだよなぁ。
いいなー、うらやましいなー。

追記

リョウマとマツリさんの馴れ初めについて、メールにて教えて頂いた情報をもとに
手持ちの資料をもう一度よく確認してみたところ、
こんな記事を発見しました。

『空白の一年を追う!八部衆追跡調査:リョウマ』(『もっと知りたい』欄)
Q:リョウマとマツリさんの出会いは、いつ、どんな感じでだったのか?
A:2人は、小さい頃からの幼なじみ。劇的な出会い、というようなものはなく、気がついたらこの人しかいなかった。戦争が終わって、互いの無事を確認したとき、あっさり結婚話がまとまったらしい。

引用:「新・天空聖典」
マツリさんについて、
「リョウマの故郷・プジャンター村の娘」
「リョウマとは幼なじみ」
という記述は他のムックなどでも見ることができますが、
ここまでしっかり書いてあるのは、私が知る限りこれのみです。
「気がついたらこの人しかいなかった」というのは、
お互い、口には出さずとも心に決めていた、と考えてもいいかしら……。
ということは、「幼い頃からの許嫁」というマイ設定は、
ほとんど公式設定であると思ってもいいのでしょうか……!
「新・天空聖典」はかなり遊び心の入った資料なので、
ここに書かれていることをそのまま公式設定とすることには
躊躇してしまう部分も大いにあるのですが、
マツリさんに関する資料はとにかく少ないので、個人的には大賛成です。
……ということは、マツリさんは、
リョウマが候補生として天空殿に上がる時は、
応援しつつもやっぱり淋しい思いはしたのだろうなぁ。
でも、リョウマが正規の神将に、しかも八部衆の龍王になった時は、
きっととてもうれしくて、心から誇りに思ったのだろうなぁ。
この2人はきっと、リョウマが里帰りする度に逢瀬を重ねていたに違いない。
もしかしたら、当時からすでに村では公認の仲だったのかも知れない。
リョウマが反逆の汚名を着せられた時にも、
マツリさんは少しも疑わず、ずっと信じ続けていたのではないのかなぁ。
戦争が終わって、久しぶりに再会した時はどんな感じだったんだろう。
リョウマは有名人だから、その活躍ぶり(=無事かどうか)は、
マツリさんの耳にも届いていたのではないかと思うのだけれど、
一介の村人であるマツリさんの状況は、リョウマにはわからなかったかも知れないから、
(調べる手だてはあっても、戦力の要として多忙を極めていただろうし、
 リョウマはそういう個人的な行動を慎んでしまうタイプだと思う)
ひそかに無事を祈りながら戦い続けていたのではないかなぁ……。
と、長年あたためていた妄想を勢いのままにぶちまけてみました。
ああー、やっぱりこのカップルもいいですよねぇ……ほわーん(妄想アワー)。
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