苦労性な司令塔
アナンタの次に年長(外見年齢は20代後半)で、このメンバーにおいてはサブリーダーといったポストか?
でも、通常の戦闘ではこの人が司令を飛ばすことが多いので、
ぱっと見はアナンタよりもリーダーっぽいかも知れません。
作戦会議やら何やら、全員で集まって話をする場合には議長を務めたりもするし。
アナンタが一歩引いたところでメンバーを見守る姿勢でいるのとは対照的。
でも2人とも、もしも「大戦」が終結する前に自分たちが倒れても、
残った者たちが天空界を守ってくれるよう、
「八部衆」の質を少しでも高める(=後輩を育てる)ことに力を注いでいる、
という点では一緒です。
年長者ということは、メンバーの死を何度か経験しているはずなので、
そのへんの覚悟みたいなものも培われているのではないかと……。
細かいところによく気が付く分、あれやこれや口うるさいので、
ラーマやジャフヌ、カーマなんかにはちょっと苦手に思われていたり。
でも、彼がいなければ、
例えば議論して意見を出し合ってもうまくまとまらないし、
その的確な判断力によって危機を脱したことも一度や二度ではないので、
口では文句を言ってもみんな頼りにしています。
でもでも、やっぱりちょっと、小言が多いかも。
彼にとって安心して話せる(=ストレスの溜まらない)相手は、
アナンタ・シュナ・スーラといった、問題行動を起こす心配のない3人。
残りの4人にはハラハラさせられたり、苦労している様子。
偉丈夫とまではいかなくても、それなりに立派な体格してます。
そうでもないと、あの水牛のシャクティは担げないでしょう。
アナンタの死によるショックをいちばん重く引きずっていたのは、実はこの人。
最年長になったという責任も感じて、
けっしてそんなそぶりは見せないようにしていたけれど。
そして、やっと本当の意味で立ち直った頃、
他のメンバーをシヴァ宮に突入させるために自らを盾にして戦死。
ギャグ編用補足
頼まれてもいないのに、いつの間にやら隠し芸大会(「Soul Lovers Only!」)に向けての緻密なスケジュール表を組んでいて、
ある日突然それを貼り出して説明を始める……、
なんて光景が目に浮かんでしまった。
やたらはりきって裏方作業をガンガン進める人。
確かに、そっちの方が向いてるんだろうなぁ。
騒動の最後にキレて必殺技をぶっぱなす役。
お約束どおり、前後の記憶は都合よく喪失。
日頃さんざん他の面々に振り回されているので、
ストレスも溜まっているのでしょう、きっと。
判断材料etc.
当時の八部衆について「大半が年若」(小説第4巻)という記述があります。「大半」ということは、「全員ではない」とも解釈できますよね?
それなら、あと1人ぐらいは、
アナンタと共に長年戦い続けている人がいるんだろうなぁ、
それって誰だろう? とまず思案。
で、設定資料に描かれたこの人が優しそうなお兄さん顔をしているのと、
「闥婆王=知性派→経験値高め」というイメージが
クウヤさんのおかげで捨て切れないのとで、
年長組としての白羽の矢を立てました。あ、安直……。
そうそう、この人のお顔の第一印象(アニメ版)は「わ、美形じゃん」でした。
そして「若いなぁ」と思ったんだっけな。
クウヤが地味めで年齢不祥なお顔してるから、よけいにね。
資料にあるのは優しそうなお顔ばかりだけれど、設定を煮詰めていくうちに、
うちのマカラさんはもっと神経質そうなキャラになってしまって……。
でも、機嫌がいい時はきっとあんな感じです。多分。
私が持ってる資料には、先代ズのお顔はマスク
(小説版だと「冠」って表現されてるあれ)付きのものしか
載っていなかったので、ヘルメットに隠されたこの人の髪型は長年の謎でした。
が、ついにその謎が明らかになったよ!
ニュータイプ1989年9月号にマスクを外した状態のお顔が載っていました。
ふわふわなオールバック(?)だったんですねぇ。
私、この号は当時も見たはずなのですが、すっかり忘れておりました。
……あ、アニメ版ではシャクティ付きのお姿しか出ていないので、
上のカットの髪の色は適当です。い、いいかしら。
すでに述べたとおり、アナンタはリーダーといっても、
普段は率先して指揮をとるようなタイプではなかったと考えているので、
その代わりにけっこう細かく指示を出す役を当てはめました。
精神的な大黒柱と現場指揮官……、とでもいえるかな。
どちらか片方がいるだけでも名チームとなり得たかも知れない。
でも、タイプの異なるリーダーが2人いて、
しかも彼らが反発することなくお互いを補い合っていたからこそ、
八部衆は八大明王なきあとのデーヴァ神軍の中核を
担っていったのではないかなぁ、と妄想中。
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