カセットブック【1】:「心に架けた友情の橋」

 2004/08/23 

シュラト 参考資料

  • 「Animate Cassette Collection 08
     天空戦記シュラト【1】 心に架けた友情の橋」
  • 発売元:ムービック(1989年)
  • 脚本:渡辺誓子
  • 収録時間:約55分
カセットブック第1弾、書き下ろし(?)のシリアスドラマ。
手天島の激闘の後、天空樹へ入ってからのストーリーです。
「神将たちに追われる中で、
 ひとり天空殿を目指すシーダ(声:伊倉一恵)という少年と出会ったシュラト。
 彼らの暮らすロブリ村がテス河の大氾濫のために水没しそうだと知り、
 自分が仲間を連れて村人を助けに行くことを約束する。
 しかし、『ヴィシュヌ様をお救いすることが何より大事』
 と主張するヒュウガとは対立してしまう。
 怒ったシュラトは、仲間とは別れて
 ラクシュやシーダとともにロブリ村へ向かおうとするが……」
というのが大雑把なあらすじです。
これだけでは、ヒュウガは相変わらずヴィシュヌ様を救うことしか頭にない感じですが、
実はそのロブリ村というのはヒュウガの生まれ故郷でもあるのです。
「ほんとうはヒュウガがいちばん辛い思いをしている」
というリョウマの言葉が胸に響きました。
ヴィシュヌ様が石化されて天空界の調和が乱れたことが、
テス河の氾濫にも影響しているのだけれど、
そのことも含めて「オレがあの時ヴィシュヌ様をお守りできていれば……」って
自分を責めているんだろうな、きっと。ヒュウガは。
故郷を救いたい気持ちを抑えて天空殿へ急ごうとするヒュウガとの「対立」、
そして、 「シュラト=裏切り者の修羅王」と知ったシーダとの「対立」。
そしてまた、それぞれとの「和解」。
何というか、とても「シュラト」らしいストーリーだなぁと思いました。
本編中のエピソードとして放映されていてもよさそうです。
そうそう、劇中でシュラトの人相書きが神将たちに公表されるのですが、
ちょっと笑ってしまいました。
天空界にも人相書きってあるんだ~。

出演は逃亡5人組+ガイ(回想シーンのみに登場)。
その他、シーダ役の伊倉さん以外のキャストは、
「神将の隊長」古田信幸さん(=鳩摩羅天ダーラ(あの2人組の大きい方))、
「神将」長島雄一さん、……となっています。
EDでは出演したみなさんからのメッセージも収録されていて、
それもうれしかったし、楽しめました。
「トルーパー」のカセットブックは後にCD化されたらしいので、
「シュラト」もそうしてほしかったなぁ。
たまにネットオークションで見かけることはありますが、
存在すら知らなかったというファンの方も少なくないようで、もったいないです。
CD化は今からでも遅くないですよ、ムービックさん!
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