小説版第二部予想【3】:次期創造神

 2004/04/19 

シュラト 小説版第二部予想

アニメ版では、シュラトが創造神ブラフマーの後継者であることが
ヴィシュヌ様から明かされたのは、須弥山が登場してからでした。
小説版ではそれよりも早く、第二部の序盤で
彼自身にも八部衆にもそのことが伝えられるのではないかと思っています。
おそらくは、ラクシュが吉祥天であることを告げられるのと同時に。
人間界で育ち、転生直後から戦いに巻き込まれていったシュラトは、
「大戦」についても三神の役割についても、正直わからないことだらけなのでは?
逆に、アスラ神軍や黒のソーマについては、
一般の天空人には伏せられていた真実をかなり深いところまで、
単なる知識としてではなく身をもって理解しているのではないかと思います。
獣牙三人衆やインドラ様と戦ったという経験に加えて、ガイのこともありますから。
ところで、私の望む理想のラストは
「シュラトが創造神に、そしてガイが正統なる破壊神となる。
 調和神を継いだラクシュとともに、天空界の新たな時代を支える3つの柱となる」
というものなのです。
自分勝手な予想ですが、そのラストへの第一歩として、
シュラトたちデーヴァ側の面々には、
ガイが破壊神の後継者であることも伝えておきたいところです。
アニメ版だと、ガイはシュラトと同じく創造神の後継者であり、
そのことは須弥山に突入した後、彼自身から告げられていましたよね。
でも、小説版だとヴィシュヌ様からきちんとお話があるのでは、と思うのです。
シュラトだって、自分にそんな使命があったと教えられたら、
同じように人間界で育ち、同時に天空界へ転生してきたガイにも
何か特別な事情があったと気付くのではないかと。
……アニメ版では気付かなかったようだけれど、それはひとまず置いておきます。
そして、デーヴァ側の戦いの目的は、
「アスラ神軍を倒す」という単純なものから
「シヴァを倒し、黒のソーマを正しく扱える新たなる破壊神を誕生させる」
というものへと変化します。
ちょっと複雑に、しかもよりいっそう困難なものになってしまいそう……うーん……。
でも、「ガイを新破壊神に」というのは、
アニメ版とは全く違ったラストを迎えることになるから難しいとしても、
小説版では、「破壊神」という存在自体は
天空界になくてはならないものとして描かれているし、
私が小説版を好きな理由のひとつが、実はそれなのです。
この流れでいくと、ラストではきっと新破壊神が誕生しているはずなので、
その過程もきちんと見せてほしいと思っています。

第一部のラストで、インドラ様やガイと死闘を繰り広げ、
ヴィシュヌ様の癒しのソーマによって何とか一命を取り留めたシュラト。
目を覚ましてからも、天空樹は崩壊しているし、ガイのことも気がかりだし、
よくわからないけどすごい神様(=創造神ブラフマー)の後継者だと告げられて、
戸惑ってしまうのではないかなぁ。
ただ、創造神や「大戦」について疎い分、
逆にその使命を冷静に受け止められるのかも知れない。
迷いはしても、自分が必要とされているなら全力で応えようとするのではないかと。
そして、ブラフマーと深い関わりのあるらしいミトラ様と過ごすことも増えそうです。
ミトラ様は、シュラトだけでなくデーヴァの神将を、
インドラ様に代わって指導して下さるのではないかなぁ。
ミトラ様で思い出したけど、ブラフマーって一応まだご健在なんですよね?
須弥山に隠遁しているだけで、今後本編に登場する可能性もありますよね。
うーん、どうなんだろう……。
でも、須弥山を離れられない事情があるのかも知れないなぁ。
ともかく、今はまだ須弥山すら現れていないので、そのあたりは闇の中。
でも、漠然と、シュラトとの対面シーンは出てくるんだろうなぁと予想しています。
アニメ版のように、残留思念が一方的に流れるとか、
そういう形になってしまうことも十分に考えられるけれど。
ここで少し余談。アニメ版に出てきた
「最強のブラフマーのシャクティ」
「それを着けたものは強大な力を得る」
といった設定や展開は、第一部から見続けていた私にとって
少なからず違和感のあるものでした。
天空界における「強さ」って、そんなふうに簡単に
アイテムによって左右されてしまうものだったのか?
と疑問に思ってしまって……。
あれから10年以上経って、実際に制作&放映されたあの第二部が、
スタッフが当初予定していたものとは大きく違っていたと知った時、
あの時から消せない違和感の正体にやっと辿り着いたように思えて、
何だかほっとしてしまいました。
予定どおりのものが放映されていたとしても、
それが当時の私にとって納得のいく物語であるかどうかは、今となってはわかりません。
でも、断片でもいいから、どんな展開が用意されていたのか知りたいです。
あかほりさんが小説版で書こうとしている第二部も、
きっと、それとはまた違っているのだろうし……。

さて、シュラトとその周辺に話を戻します。
先の項でも触れましたが、シュラトはデーヴァの主戦力のひとりなので、
会戦やら何やら、とにかく戦闘に出ずっぱりになると思います。
なので、ラクシュのいる天空殿には、
もしかしたらあんまり帰れなくなってしまうかも。
会戦に次ぐ会戦、といった展開になるならなおのこと、
陣を張ったりマハーバで待機したり、するかも知れませんからね。
でも、ラクシュが吉祥天(あるいは調和神)としての修行を積んだら、
分身を飛ばしたりテレポートしたり、なんてことはできちゃうのではないかなぁ。
あ、そうでなくても水晶球を使った通信はできるんだっけ。
……でも、周りの女官がうるさかったりして、
あんまり自由にできそうにないかもなぁ。うーん。
ラクシュが新たに調和神となった時、
神将だけでなくデーヴァ神族全ての期待が彼女に集中して、
きっとものすごく辛いと思うのです。
親しい仲間には弱音を吐いてしまいそうだけれど、
それをまっすぐに受け止められそうなのは、
同じ立場にあるシュラトなのではないかなぁ、やっぱり。
ブラフマーの偉大さはいまいちピンとこなくても、
ヴィシュヌ様がどれだけ素晴らしいお方であるのかは
彼だってよくわかっていますから、
すさまじいプレッシャーを感じながらも逃げずにがんばっているラクシュを、
彼なりにしっかり支えてあげてほしい。
あと、シュラトもラクシュも共通なんだけど、
自分のなかに眠っている力(ソーマ)そのものが大きすぎて、
慣れないうちはうまいこと使いこなせないと思うんですよね。
シュラトは実戦を通じてそのあたりを会得していったと思うけれど、
ラクシュは自分の持つ強大すぎるソーマに対して、
不安を感じてしまうことだってあるかも知れない。
そういう時、2人でお互いに励まし合って、乗り越えていってほしい。
レイガだってヒュウガたちだって、気持ちは一緒だと思うけれど、
シュラトにしかできないこと、特にラクシュにとってはたくさんあると思うので。
そういう、「シュラト&ラクシュ」なシーンが、第一部よりももっと増えるといいなぁ。
そうそう、大元帥明王アータバッカとシュラトって、
仲良くなりそうな気がします。師匠と弟子といった関係で。
頑固じいさんという点では、じっちゃん(=日高勇太郎)と似ていませんか?
シュラトってなかなかお年寄りにも受けが良さそうですし。
このご老人も、戦いのさなかに命を落としそうではありますが、
激戦の合間を縫って手合わせしたり、なんていう描写は出てきたりはしないかな。
2人とも忙しくてそんな暇はないかな?
まぁ、「予想」ではなく「願望」なのですが、
もしそんなシーンがほんとうに出てきたらとてもうれしいなぁ、
と密かに期待しています。
実は私、お年を召したキャラにもとっても弱いのですよー。
アータバッカもじっちゃんもごひいきキャラなのです。えへへ。
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