フィギュア【2】:修羅王シュラト(本体編)

 2014/11/13 

シュラト 参考資料

  • 「天空戦記シュラト 修羅王シュラト アクションフィギュア」
  • 発行元:Kids Logic(2014年)
「修羅王シュラト フィギュア(パッケージ編)」の続きです。
さあ、待ちに待ったシュラトのフィギュアですよ!
いろんなポーズ取らせて遊んじゃうわよ!
と心ウキウキだった私ですが、
いざ組み立てる段階で、ものすごく苦労する羽目に……。
私がフィギュアの扱いに不慣れすぎるだけかもしれませんが、
各パーツを組む時の力加減がよくわからない。
「えっ、こんなに力入れてぐいぐい押し込むものなの!?」とか、
あらかじめ組み上がっていたパーツを取り替えようとしたら固すぎて
「えっ、これ全然外れないんだけど! えっ、何これちょっ、ええー!?」とか。
そのくせ、あちこちパチッとカチッと気持ちよくはまってくれず、
ちょっと手のパーツをいじっている間に他のパーツが転げ落ちたりして、
ひととおりシャクティ姿のシュラトを完成させるだけで疲労困憊。ふええ‥‥。
しかもその後、バルダ形態に組み替える時に気付いたのですが、
組み立て説明書の一部が間違っていませんか、これ。
さらには、あらかじめ組み上がっていたバルダ用の素体の一部で
左右逆になっていたパーツがあったりして、
二重三重に仕掛けられたトラップに見事にはまって混乱していました。
前者はともかく、後者については
たまたま我が家に届いたのがそういう子だった、という可能性もあるけれど、
気付くまでものすごく時間がかかってしまいました。ふえええ……。
そして、大事なことをひとつ。
これ、「『アクション』フィギュア」っていうのは、ちょっと嘘だ。
どうにもバランスが悪い上に関節が固くて、
なかなか思うようなポーズを決めてくれません。
支柱をつけて何とか立たせるだけで精一杯。
いや、もっと思いっきり肩とか肘とか動かしても平気かもしれませんが、
怖くて力を入れられないし、
いじっている間に他のパーツが転げ落ちたりするし、
あちこちの尖った部分が手に刺さるし、んああ!
……って感じになります。
と、組み立てに関しては、個人的にはマイナス面も多いのですが、
造形そのものについては、概ね満足しています。
もともと、修羅王のシャクティのデザインは、
主人公なだけに、かっこよさと美しさを兼ね備えているので、
こうして立体化すると、すごく映えますね。うっとり。
あっ、シュラトのお顔の出来については、うーん、まぁ、
アスラ神軍編の作画を乗り越えた勇者ならば
それほど大きな問題ではないだろう、とだけ言っておきます。
(もともと、私が期待していたのは「シャクティの再現度」であって、
 顔の方にはあんまり注目していなかったなぁ、そういえば。
 ごめんシュラト!)
何はともあれ、百聞は一見に如かずということで、
以下の画像もよろしければご覧下さいませ。
前述の理由で、どれもポーズがほとんど同じで
あまり面白味はないかもしれませんが、
このフィギュアの魅力(&惜しいところ)が少しでも伝えられたらいいな、
と思っています。

シュラトのフィギュア

まずは、同梱されていた背景用(たぶん)の屏風を使った1枚。
この一連の画像では、たぶんうまく伝わらないかと思うのですが、
シャクティの白い部分には、所々に薄いラメ入りのグリーンの塗装が施されていて、
それがとってもきれいで、かっこいい!
塗装に関しては、装飾部分の金色も、
顔周りのと肘らへんのと膝近くのものは、ややレモン色寄りで、
その他の縁取り風のものは、赤みが強めなのですよね。
こういう微妙な色合いや塗り分けは
今後シャクティを描く時に、ぜひとも参考にさせてもらっちゃおう。うふふ。


シュラトのフィギュア

前髪を別ヴァージョンにして、パチリ。
ところでこれ、一部、塗装が間違っていますよね。
首のところのチャイナカラーは、アンダーウェアの紺色でなければならないんじゃ……。
まぁ、本編でもよく間違えられていたし、
制作元に渡った資料自体が間違っていた可能性も高いけれど、
ここが正しく紺色に塗られていれば
そこがポイントになってお顔もキリッと締まって、
全体的なかっこよさも2割増くらいしただろうに、もったいない。


シュラトのフィギュア

台座に立たせた状態を、サイドやバックからもパチリ。
支柱を使って何とか踏ん張ってもらっている、という状態です。
もっとちゃんと、どの角度から眺めてもかっこいい
全方位型のポーズを目指してがんばっていたのですが、もう無理!
これで静止させるのが精一杯でした。
「他のキャラが発売されたら、お人形さんごっこみたいにして遊べちゃうかも!」
と当初は勝手に盛り上がっていましたが、それはたぶん、難しいだろうなぁ。
それはともかく、立体ものは、
撮る角度や光の当たり具合&陰の入り具合や濃さなんかで
表情や雰囲気が全く変わってしまうので、撮るのは楽しかったです。


シュラトのフィギュア

続いて、組み替えるのに苦労したバルダ形態をパチリ。
こちらも、あちこちの関節を思いどおりに動かすのが難しくて、
何だか「ばびゅーん!」なポーズになってしまってお恥ずかしい……。
でも、これも、造形自体はなかなかイイ感じだと思います。
そうそう、このフィギュアなのですが、
これがヴェーダだとしたらちょうど実寸大ではなかろうか、
というサイズです。
いや、うーん、実寸大にしてはちょっと小振りかなぁ、
もう少しだけ大きかったかな?


シュラトのフィギュア

ぐぐっと寄ってパチリ、バックからもパチリ。
それにしてもシュラトは、こんな乗り辛そうなものを
よく乗りこなしていたものだよなぁ。
平らな所なんてないのに、どこに立ってバランスを取っていたのやら。
ところで右の画像ですが、何だか挙手してるみたいに見えて
ちょっと可愛くないですか。ぷっ。
単に、私が前脚(足先)の角度を上に向けすぎただけですが
(だって、そうでもしないとゴトッと外れちゃうんだもの……)。


シュラトのフィギュア

最後の1枚は、ばーんとアップで。
縁取りのレリーフ部分や肩のパーツの丸み、
そしてあちこちの曲線の美しさなどは、とても気に入っています。
ただ、例えば胸部の獅子の面などの一部で、
くっきりと濃い線を入れることで立体感の表現を済ませてしまっているのが、
個人的にはものすごーく惜しくて残念に思います。
プラモデルやフィギュアについては全く詳しくないのですが、
こういう処理って、一般的なものなのでしょうか?
何だかちょっと、手抜きっぽくて、あんまり好きじゃないなぁ。
もっともっと細くてシャープな線だったら、印象も違ったかもしれないけれど、
手作業(たぶん)なら、これが限界なんだろうし。むむむ。
ああ、あと、獅子の面の目とおでこの緑の石(?)の部分には
できればクリアなパーツを使ってほしかったな。
この点については、もう、ただのわがままというか、
すでにマイ設定の域になっている気もするのですが、
動物シャクティのおめめは、キラッとしてた方が可愛いじゃん!
……と、あれこれ不満もあるものの、
やっぱり見ているとうれしくてにやにやしてしまいます。
今後の商品展開については、ガイ以外は未定のようですが、
がんばって八部衆全員くらいは出してほしいなぁ。
せめて、あとレンゲちゃんだけでも!
できれば、トライローも見たい!
制作会社さん、がんばってー!

追記:「WCR26御礼(2015/11/30)」より

TVシリーズ放映から20年以上を経て何故か突然発売された、
中国産の公式(?)フィギュア。
この情報を初めて知った時は、うれしさよりも
「えっ、何で今? しかも中国?」とびっくりしてしまいました。 
そして、実際に入手するまでには思いがけず長い時間がかかりましたが、
こういうの、ファンとしてはやっぱりうれしいですよね。
その喜び(&残念ポイント)をフィギュア初心者なりに素直に書き留めておこう、
というのを目標にしていたのが、この「〜(本体編)」です。

ネットで検索すると、このフィギュアのレビューは、
もともと作品自体の一般的な知名度&人気がいまいちなせいか、
はたまた、国内での売れ行きがいまいちなのか、
とても数が少ないようです。
もっと、いろいろな方のコメントを見たかったんだけどなぁ。
久しぶりに公式サイドで動きがあったというのに
界隈が大して盛り上がらなくて、ちょっとしょんぼり。

でも、シュラトのフィギュアの情報を求めてうちのサイトに流れ着く方は、
このレビューを公開して以来ずっと、ぽつぽつといらっしゃるようなのです。
みなさん、気にはしつつも購入を迷っている、のかしら?

そうそう、この、やや唐突感のあるフィギュア発売は
リメイクか実写化を発表するための布石なのではないか、
とひそかに期待していたのですが、全く全然、そんな話はないみたいで……ああん。

と、今回はこんな感じで〆。
拍手を送って下さったみなさま、ありがとうございました!
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