摩利支天マリーチ

陽炎の戦士

  • よみがな:まりしてんーー
  • 声:松本保典
  • 所属:十二天聖
  • 神甲冑:黒豹
  • 武器:独鈷杵
  • 触媒:陽炎
  • 必殺技:ーー
有名すぎるゲストキャラ。
ヒュウガの幼なじみで、レンゲとの仲は
片想い以上・両想い未満だったように思われるのですが、どうでしょうか。
アニメ版では「一度こうしたかった」と
レンゲにただ抱きついただけで力尽きてしまうので、
けっこう奥手なのかも、と思っていました。
そんな彼も、小説第2巻では出逢っていきなり愛の逃避行をしたり(一部誇張)、
修行のどさくさに紛れて押し倒してみたり、
礼を身体で払ってもらったり、と書くと何だかすごいのですが、
なかなかに青春を謳歌している様子です。これで私もひと安心。
そうそう、スニーカー版第2巻序章の巨岩兵発動のシーンは、
微妙な書き直しによって、エニックス版以上に
「あくまで冷静なマリーチ」と「巨岩兵を前にはやるレンゲ」の対比が際立っています。
ほんの数ヶ所ですが、かっこよさ2割増し(当社比)なので、
興味のある方はぜひ読み比べてみて下さい。

アニメ版第6話でも、小説第2巻で明らかになった数々のエピソードでも、
彼のあまりにもキザな言動にはこっちが照れてしまいます。
特に小説版では、読みながらいちいちゆでダコになって部屋中を転がっていた私ですが、
声をあててらした松本さんのマリーチ評を読んで、少し見方が変わりました。
ここにその一部を引用します。
「ああいう台詞をポンと言えるのは、ものすごい大人かでなければああいうカタチでしか物事を表現できない人間のテレ隠しだと思うんですけど、僕は不器用な人間を設定してやりました。彼が友だちのことを思って捜しに来たりする事とか、最後までレンゲのことを一途に思って死んでいった事とかから、その狙いはハズれてなかったと思っています」
「設定資料集」より抜粋)
エニックス版で第2巻を初めて読んだ頃の私は、今よりもずっと子どもで、
マリーチというキャラクターに対してそこまで考えが及ばなかったので、
この記事を読んだ時ははっとさせられました。
もちろん、それは数あるマリーチ評のひとつにしか過ぎないだろうし、
絶対的なものでもないけれど、私のマリーチ観はそれに依るところが大きいです。

マリーチはレンゲに神将になろうとした理由を聞いていましたが(小説版)、
私は、規則に縛られることを嫌っている彼自身こそ、
何を好き好んで神将なんぞになったのかを知りたいです。
(どうして聞き返してくれなかったんだ、レンゲ!)
ま、聞いたところで
「ヒュウガの奴に付き合わされたんだ」とか何とかはぐらかされそうですが。
そして実際そのとおりだったのかも知れないし。
ヒュウガとマリーチの幼なじみコンビって、
「謀反人として追われている友のために、赤腫斑に冒されながらも駆け付けた」
というマリーチの登場の仕方以外、
その仲の良さを印象づけるようなエピソードは特に出てこなかったけれど、
天龍コンビと同じくらい絆は深いものだったんじゃないかな、と思っています。
正反対な性格だからこそ、一緒にいて居心地がいい、っていう関係で。
そして、ヒュウガにはリョウマという(自分以外の)親友がいたからこそ、
マリーチは安心して行方をくらますことができたんじゃないかなぁ。
ヒュウガはちょっと真面目過ぎるところもあって、
マリーチみたいに物事を別の角度から眺めることが苦手だろうけれど、
リョウマみたいに落ち着きのある男なら、ヒュウガを任せていいかもな、って。
こうして考えてみると、マリーチとリョウマもけっこう仲良しだったのでは?
楽しそうにしゃべってる、っていう構図はあんまり思い浮かばないけれど。
あとはそうだなぁ、仲良しというほどではないけれど、
レイガとは気が合ったかも知れない。お互い、サボリ常習犯だからね。
性格的にも似てるところが多いし。
(あ、これってレイガのとこでも書きましたっけ)

摩利支天の黒豹のシャクティって、デザインも色遣いも大人っぽくてお気に入り。
かっこいいなぁと思います。そしてもちろん、マリーチ自身も。
美形なキャラって他にもたくさん登場しているけれど、
彼のかっこよさはちょっと人とは違う気がします。
何だろう、色気かなぁ? 野生的、とか?
うーん、うまく言葉にできない……。
でも、容姿以上に中身がかっこいいから、今でもファンが多いのだと思います。
うん、良いキャラだ。
私はヒュウガ&レンゲ応援派だけれど、マリーチ&レンゲも同じくらい好きです。
「八部衆 THE WORLD」収録の「れんげ1/3」の冒頭あたりは、
何度聴いても可愛いです。2人とも。
このやりとり、御前試合の度に繰り返されてたんだろうなぁ、きっと。
平和って良いなぁ……。
初出:2003.4/14
\ You may also like /
HOMETOPEDIT